- 各スクールが公表している簿記3級の平均勉強時間は100時間
- テキスト40時間、問題集30時間、予想問題集30時間の配分がおすすめ
- 勉強方法によって、50時間で合格可能
各スクールの簿記3級の平均勉強時間
TACやユーキャンといった大手予備校が出してる勉強時間の目安は約100時間でした。これは私が実際に簿記3級に合格したときと勉強時間と、大きな違いはないです。
独学で学習する場合 120~140h
TACから引用
簿記3級に合格するためには、100時間程度の勉強時間が必要です。
ユーキャンから引用
1.5~2.5ヶ月/約90時間
LECから引用
簿記検定に合格するまでに必要な勉強時間は一般的に、簿記3級は50~100時間以上
スタディングから引用
独学で合格を目指す場合の時間配分
では独学の場合100時間の内訳はどうすればいいでしょうか。ここで簿記3級に独学で合格した私から提案します。
- テキスト読みと章末の問題 40時間
- テキストと同シリーズの問題集 30時間
- 予想問題集 30時間
まずテキストを読み、章末の問題を解きましょう。テキストを読み、インプットをしたら、すぐに章末の確認テストでアウトプットすることがおすすめです。ここが一番勉強時間が必要です。
テキストの章末問題を完璧に解けたら、次はテキストと同シリーズの問題集を解きましょう。
同じシリーズで揃えたほうが、問題を解いてて分からないところをテキストに戻ることが可能だからです。ここまでで、十分合格可能な実力になっています。
最後は予想問題集を解きましょう。過去問は日商簿記は新試験になってから公開してなく、以前の本試験とは大きく傾向が異なるため、過去問を解くのはおすすめできません。そのため、大手予備校出版の予想問題集を解きましょう。ネット模擬試験を受けられるなど充実しています。
おすすめのテキストはパブロフ簿記です。簿記が得意な人が無意識にやってる解き方を言語化しており、なおかつ著者のブログで質問ができます。
合格までに必要な勉強時間を短縮するテクニック
合格までに必要な勉強時間は100時間ですが、効率のよい勉強方法をすれば、50時間で合格することも可能です。簡単に勉強時間を短縮する方法を伝授します。
解ける問題は解かない
勉強時間を短縮するには、すでに解ける問題を何回も解くのではなく、解けない問題を集中的に解くことです。
1周目は全ての問題を解きますが、2周目に問題を解く際に〇△×の印をつけます。〇は解けた問題、△は解けたけど理解度が足らなかった問題、×は解けなかった問題と分類しておきます。
3周目以降は△と×の問題を解き、解けたら〇にします。だいたい、テキストの章末問題の9割、問題集の8割が〇になったら十分です。予想問題集などに移りましょう。
ノートを取るときは省略する
ノートを取るときは綺麗に書く人がたまにいますが、汚く書きましょう。綺麗に書く分、勉強時間が必要です。
また、勘定科目や数字も省略しましょう。勘定科目とは現金、当座預金、売掛金など取引を分類したもになります。
勘定科目の省略の仕方は、自分が分かりやすいようにすればいいのです。例えば「現金」なら英語のキャッシュから用いて「C」や「当座預金」は「とうよ」、売掛金なら「うり×」などです。
また、現金を書く際も「1,000,000」と書くのではなく、3つの0を省略して「1,-,-」などと書きましょう。
特に簿記はノートに書いて勉強する時間が多いです。省略して書くことにより勉強時間を大幅に短縮できます。
まとめノートを作らない
まとめノートを作ることを推奨している講師もいますが、私は反対です。簿記におけるまとめノートはケアレスミスなどをノートにメモしておくものですが、それなら問題集に直接書いたほうが効率的だと思うからです。
少なくとも、まとめノートを書く際は汚く書きましょう。自分が分かれば十分です。ちなみに、私はまとめノートは作成しませんでした。
勉強時間のまとめ
- 簿記3級の勉強時間の平均は100時間
- テキスト40時間、問題集30時間、予想問題集30時間
- 勉強方法の工夫次第で勉強時間を短縮可能
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