私は精神疾患(統合失調症)を患っており、簿記3級の勉強中の時もひきこもりでした。(現在は通信大学に通ってる)
そんな私でも簿記3級に合格することができましたので、みなさんとシェアしていきたいと思います。
この記事で分かること
- 簿記3級の独学におすすめのテキスト
- 簿記3級の独学の勉強方法
- 私が独学で簿記3級合格するまでに何時間かかったか
- 私の独学失敗談
- 簿記検定におすすめの電卓
なお、簿記2級の合格体験記も記事にしてます。
簿記3級の独学に使った参考書
簿記3級に使った参考書はTAC出版から出てるスッキリわかる簿記3級と別売りのDVDと合格するための本試験問題集(当時の名称は合格するための過去問題集)です。
私がこのスッキリわかるを使った理由は一番売れてたからです。
別売りのDVDを使った理由はテキストを読んで勉強するよりも講義を見て勉強したほうが理解しやすいと思ったからです。
しかし、いまスッキリわかるをおすすめかと聞かれると、微妙ですね。
なぜなら、簿記2級のときに使った簿記の教科書のほうがおすすめだからです。
簿記の教科書はスッキリわかると同じ著者ですが、簿記の教科書のほうがフルカラーでイラストが豊富かつ重要ポイントが一目で分かりやすいからです。
簿記の教科書も別売りでDVDを販売してますが、スッキリわかるシリーズの講師より簿記の教科書の講師のほうがハキハキしており、分かりやすいです。
簿記3級独学合格のための具体的な勉強方法
ここでは私が実際にした、勉強法のステップを紹介します。
- テキストとDVDを見る
- 例題を解く
- 過去問をやる
です。詳しく見ていきましょう。
簿記3級のテキストとDVDを見る
テキストとDVDを一周見ます。
講義は電子黒板でテキストを映してたので非常に分かりやすかったです。
また、講師の方がお綺麗な方だったので目の保養になりました。
残念ながら現在、別講師が担当してます。
講義を見たら対応範囲の例題を解いていきました。
これを一周したら次のステップに進みました。
なお、私が使ったスッキリわかる日商簿記3級のDVDは150分×4枚ですが、
私のおすすめの簿記の教科書日商3級のDVDは120分×5枚です。
テキストについてる例題を繰り返し解く
インプットが終了したら定着期です。この段階が一番きつかったです。
テキストの例題をできるようになるまで繰り返し解きました。
一度解けた問題は〇をつけ、怪しい問題は△、できなかった問題は×を付けました。
△、×の問題だけを繰り返し解き、〇になるまで解きました。
なお、有名どころのテキスト、過去問なら解答用紙を公式ページからダウンロードできるので、それをコピーして、繰り返し使いましょう。
最終的には95%ほど解けるようになってから次の段階の過去問に行きました。
ちなみに、スッキリわかる日商簿記3級は巻末にチェックテストがありましたが、めんどくさかったのでやりませんでした。
簿記3級の過去問をやる
最終段階です。ここが一番力がつきましたね。
TAC出版の過去問は2部構成になっており、第1部は各問の解き方、第2部は単純に12回分の過去問です。
私は最初に第1部をやりましたが、テキストでやった論点でも別の問われ方をすると意外とできませんでした。
過去問の第1部はテキストと同じように〇、△、×に仕分けして、繰り返し解いていきました。
次は過去問である第2部を繰り返し解きました。
過去問は合格点を取れる回と取れない回がありました。後半になってくると取れる回が多くなりましたね。
なお第2部は間違った問題をすべて解くことはしませんでした。
TACの過去問題集は簡単な問題をA、普通をB、難しいをCと分けており、AとBの間違った問題を繰り返し解きました。
あとで分かったのですが、簿記3級は過去問の焼きまわしが多く、過去問を繰り返し解くことが最も大事だそうです。
簿記3級独学合格に必要な勉強時間
簿記3級独学合格にまでに要した勉強期間は半年でした。
毎日勉強してたわけではなく、一日1時間の勉強を週3のペースでやってましたので、
6か月×4週×一週間3時間と計算して72時間ほど勉強したことになります。
通常簿記3級に独学合格するには100時間ほど要すると言われてます。
通常よりも短く済んだのは問題集をやらなかったからでしょう。
しかし、問題集をやらないのはややリスクがあるので、おすすめの勉強時間のプランは
インプット演習 簿記の教科書例題を繰り返し解く 30時間
過去問 40時間
予備期(問題集で苦手論点や新論点をやる) 20時間
ですね。
簿記3級の独学の失敗談
私はいろんな失敗をしましたが、その中でも思い出深い3つの失敗談を紹介します。
- 合格テキストを使用した
- 電卓の使い方を知らなかった
- モチベーション維持が困難だった
TAC出版の合格テキストを使ってしまった
当初は硬派な参考書がいいなっと思って合格テキストを使用しました。
しかし、合格テキストはいろんなブロガーさんが勧めてますが、個人的にはお勧めしません。
網羅性がありすぎて、重要論点が分かりませんでした。
さらに、解説も堅苦しく理解ができませんでした。
この参考書は講師から教わりながらやるにはいいですが、独学でやるにはおすすめしません。
電卓の使い方を勉強してなかった
電卓の使い方は非常に重要です。たとえばM+キーやACとCの違いなど、知っておくと便利な機能がありました。
電卓の使い方を知っておくと電卓を叩く機会が減り、逆に効率的に勉強できます。
簿記2級も視野にするならぜひ電卓の叩きかたを勉強しましょう。
なお、簿記検定で使う電卓は試験で使えない電卓ではなければ、家にある電卓でOKです。
もし、電卓を買いなおそうとお考えなら、学校用電卓のSHARP EL-G37をおすすめします。
これは日商簿記・税理士などの受験用に特別に開発した電卓で、学校用のため一般販売されてません。
webでは以下のページで購入できます。
➡ネットスクール 4,928円 送料無料 新品 電卓の使い方冊子付き
独学の最大の敵はモチベーション
私は簿記3級を勉強するうえでたまに分からないことがありましたが、基本的にテキストと講義DVDの内容を理解することができました。
しかし、勉強期間が思いのほか長引いたのはモチベーション維持です。
三日勉強して二日休むといった感じでしたねw
勉強習慣がある人ならスムーズに合格できると思います。
改めて簿記3級をやるならこの勉強方法
今やるならネットスクールという通信講座を受けますね。
理由は独学と大して値段が変わらなく、ネットスクールのほうが質問ができるからですね。
ネットスクールは講義、テキスト、問題集、答練(模試)が含まれてます。
一方独学でDVD、テキスト、問題集、予想問題集を集めるとなると
- 簿記の教科書(テキスト) 1,100円
- 簿記の問題集(問題集) 1,100円円
- 合格するための本試験問題集(過去問) 1,760円
- まるっと完全予想問題集(予想問題集) 1,320円
っと合計5,280円かかります。さらに講義DVDを追加すると+3,300円で8,580円になります。
一方ネットスクールは9,000円です。420円しか差がありません。
なので、私がいまから簿記3級を勉強するなら質問できない独学より質問できるネットスクールにします。
さらに通信講座を受講することによってモチベーション維持もしやすいと思います。